雪の残る畦ケ丸 [丹沢を歩いて]
大滝沢に沿って歩き、一軒屋避難小屋から沢沿いをすこし辿り鬼石沢左岸の尾根に取り付き、落ち葉を踏んで木立の尾根を辿り、
権現山から畦ケ丸へ続く尾根に出て、
馬酔木やブナの木立の中を登り
雪の残る畦ケ丸山頂へ。
残る雪をふみながらブナの木立の中を歩き、
西沢の本棚などを眺めながら、ミツマタの咲く西沢出合へ下る。
ブナの木立に雪の残る静かな山を歩いた。
H22.3.13
冬半ば雪を待つ丹沢 [丹沢を歩いて]
冬の暖かい日
塔ケ岳へ足を運んだ 何日か前すこし降った雪はすっかりきえていた
冬枯れの木立ちの上の塔ケ岳
その翌週 鍋割山あたりを歩いてみた
小丸尾根から木の間越しに富士山をみる
落ち葉を踏んで
鍋割山稜を歩く
冬半ば 雪を待つ丹沢の峰
陽射しはあったが 吹く風は冷たかった
H22.1.30
街に冷たい雨が降るとき、丹沢の峰はまた白く染まる
冬枯れのモミソ沢 [丹沢を歩いて]
もう家の掃除も終わった大晦日、冬枯れの山路を歩きに家をでた。
水無林道を歩きモミソ沢へ足を向けた。
水量の少ない水無川をわたり、
懸垂岩の下で一休みし、
懸垂岩の左の割れ目のような狭い入口からモミソ沢に入る。
枯れ葉の積もった狭い沢筋を辿る。
小滝をいくつか越え、
やや大きな滝(11mとか)に出合う
傾斜の緩い中段まで登り、上部は右の木立へ入りぬける。
この辺りで水流は消え、
細い岩溝が続き
狭いルンゼやチムニーの感じを味わいながら、
狭まった沢筋を辿る。
沢の前方を岩が遮る、大棚(12mとか)。
傾斜が緩く乾いた岩なので、真ん中に取り付き、上部は残置ピンも使い登る。
大棚を過ぎると傾斜の落ちた川原になる。
最後までつめず、左の尾根に取り付き踏み跡にそって登り大倉尾根に出る。
下る大倉尾根の 風は冷たく、流れる雲から風花がちらつく。
H19.12.31
秋の終り、セドの左を遡り、沖源で遊ぶ [丹沢を歩いて]
秋が終わる頃、友達とセドの左を遡ってみた。
水無川の本谷F1の上から、セドの沢に入る。
セドの沢のF1、F2を抜け、右俣を分け左俣へ。
高校時代に初めてこの沢にはいり、その後何度か登ったが、その記憶は遥かに遠のいていた。
白い水流を落とす滝や岩や渓流の景観は、想い起こす沢の姿とまるで違い、古い記憶の曖昧さに戸惑いを覚えたりした。
小滝を登ったり、てこずりそうな滝を高巻いたり、
高巻きの途中から懸垂で沢筋へ降りたり、
岩をへずったり、
苔むした滝を眺めたり、久しぶりに沢登りを楽しんだ。
沢を横切る書策新道にでて、それを下り、沖源次郎の出合へ。
沖源次郎のF1、F2の涸滝は、短いがそれぞれ1ピッチ。
苔むした左俣とはまた違う、乾いた岩で遊んだ。
H21年12月2日 セドの左、沖源次郎F1・F2
木々の芽吹きだした源次郎沢 [丹沢を歩いて]
朝から青空の 仕事が休みの日、
戸沢出合の河原に車を停め、源次郎沢へ足を向けた。
源次郎沢は昔 何度か登ったことがある。
昔泊った本谷山荘は今は廃屋。
ここを過ぎると源次郎沢の出合い。
沢に入ると、F1、F2と小滝が迎えてくれる。
ずっと昔、
まだ見知らぬ未来への想いと若さがみちずれの高校3年のとき、
友達と水無本谷の河原にテントを上げ、本谷やセドを登ったり、
源次郎沢を登ったりしたことを思い出した。
細く切れ込んだ水流沿いを辿り、F3を越える。
左から崩れたガレををすぎると 、行くてを遮るようにF4が姿をみせる。
水流左を登る。
F4二俣となり、左俣はルンゼ状の小滝が続き、茅場平附近へでる。
今回は二俣から滝(F5)の見える右俣へ入り、F5は水流左を登る。
石の積み重なった滝とは見えないF6、F7をこえる。
水音だけの小さな峡谷の石にすわり、芽吹きだした木々を眺め、一服。
大岩の覆いかぶさるF8あたりで水流は消える
F8は中央の溝も右の乾いた岩にもルートはとれる、
これを登り、ルンゼ状の小滝をいくつかこえる。
いくてにF9がたちはだかる。
左の壁を、残置されたシュリンゲを掴んでのぼった。
右の壁は短いが岩登りの雰囲気もあり、登ってみたいところだ。
(その後しばらく経って、仲間と来たとき、ロープをつけて水流右の壁を登ってみた。)
乾いた小滝や岩溝を登り、
滝ともいえないF10をすぎると沢は終わる。
馬酔木の木立や笹原をつめ
杉林を抜け花立へでる。
山桜の咲く大倉尾根から、天神尾根を下る 。
木々は 今 緑の芽吹き。
早春 H21.4.22
山里は春の祭 [丹沢を歩いて]
緑の芽吹き、山里は春の祭
戸川公園
今日は丹沢山開き
今日は八幡様もお祭
子供御輿が 三の塔尾根や表尾根をのぞむ畑道を
H21.04.19
正月晴れの塔ケ岳へ [丹沢を歩いて]
正月の良く晴れた日、塔ケ岳へ新春ハイキング
若者達に連れられて、政次郎を登り
陽当たりの良いところで一休み
書策小屋付近で富士をバックに
表尾根を歩き
塔ケ岳まじか
塔ケ岳山頂へ
正月の澄んだ青空の中に、富士山が姿を見せ、南アルプスの白い峰々が連なり、
丹沢の山々の間に八ヶ岳も頭をのぞかせ、振り返れば横浜の向こうに房総半島、東京湾が広がり、東京の高層ビル群の向こうに遠く筑波山も望めた
晴れていても風は冷たい、風をよけて昼飯
塔ケ岳は正月も人出が多い
金冷し付近を歩き
相模の海を眺めながら花立を経て
天神尾根を下る。
平成21年1月3日(正月ハイク)
初冬のセドの右俣 [丹沢を歩いて]
初冬 梓山の会のメンバーとセドの沢右俣へ。
水無川本谷を辿り、本谷のF!へ。
支度をしながら、滝を眺めて一息いれる。
本谷のF1は水流の左をのぼる。
本谷F1の上で右のセドの沢へ。
セドの沢へ入りすぐセドの沢のF1、左の岩を鎖で越える。
続くセドの沢F2を右から越える。
F2過ぎると二俣となり、
右俣へ入る。
右俣にはいるとすぐ、セドの沢右俣のF1。
水流左の凹角に沿ってのぼる。
中間に残置ピンがあるが、その上はピンがなく苦しい。
水流の中にスタンスをとればよかったのかも。
続いて右俣F2が姿をみせる。
水流右の壁をトラバース気味に登る。
岩は濡れたような感触で、ホールド、スタンスを確かめながらの登り。
F3は右側の濡れた岩をのぼり、落ち口への濡れたトラバースは止め、上の木立へ入る。
昨夜ぱらついた雪が木立に残る右俣の大滝F4に着く。
右のハングに残る古いボルトを眺め、昔ここで遊んだりした事を思い出した。
左のクラックに沿って中段のテラスへ出て、左のカンテを登り、直上する。
乾いた壁で手がかりを探しながらのところもあるが残置ピンは多い。
更に凹状に沿って登り、ビレイポイントへ。
以前ビレイ用にしていた立ち木は、わずかな根っこを残し逆さに岩壁に吊り下がっっていた。
1ピッチだが登攀気分が味わえる。
大滝の左上の木立へ入るが急なので、一応スタカットで登り、右へ踏み跡を辿り沢へ下りる。
細くなったガレ沢をツメ、雪の着いたブッシュをわけて政次郎分岐へ出る。
表尾根は白銀の木々で飾られていた。
帰り道、新茅荘に立ち寄りコーヒーと雑談。
H20.12.23
古い山友達と水無川本谷へ [丹沢を歩いて]
古い山の友達が久しぶりに訪ねてきた。
つもる話はあるが、その前に何年ぶりかの山歩きでもと、
二人で水無川の本谷から塔ノ岳へ。
水無川本谷の川原をしばらく歩き、水無川本谷のF1へ。
F1を眺めて一息いれる。
F1は水流の左を登る。
続くF2は左の鎖を使って。
F3下の小滝。
両岸が深く切れ込んだ、その先を塞ぐように水流が落下する F3。
F3は水流右ものぼれるが、確保があったほうがよい。
今回は左の鎖にそって登る。
鎖にそって直上し、さらにトラバースしてF3滝上にでる。
F4は右の鎖をトラバース。
F5も右の鎖に沿ってのぼる。
F1からF5あたりまで手ごろな滝のぼり。
F5を過ぎると書策新道が水無川を横切る。
左手奥をのぞきこむと沖の源次郎沢のF1、F2がみえる。
(乾いた岩で、誰が打ってくれたのか良い支点もあり、簡単なクライミングや懸垂の練習につかえる。)
河原を辿りF6へ。滝上にかぶさる大岩の右を残置ロープをつかんで越す。
F7には大石が積み重なっていて、滝とは思わずとおりすぎる。
行く手を塞ぎ、高い岩壁が聳え立つ、
岩壁の中央を落下する白い水流、大滝F8。
滝を仰ぎ眺めながめ、一息。
右のザレをを登り、フィックスロープにそって高巻く。
大滝を過ぎて二股、なにも考えずに正面の沢へはいった。
落ち葉の詰まったルンゼを抜ける。
F9は出てこないし、水無川本谷の源流と様子が違う。
本谷にはなんどもきているのだが、
本来のルートから左へずれた枝沢をつめてしまった。
塔ノ岳の山頂は賑やかでした。
山を降りて、酒と懐かしい山の話。
H20.11.30