手沢右岸尾根をのぼり大室山へ [丹沢を歩いて]
冬の穏やかな日
山の仲間達と大室山をめざす。
手沢橋を渡り、
すぐ手沢右岸尾根に取付く。
しばらく急登が続く。
傾斜がゆるみ木立の山稜を登る。
落ち葉に覆われたピークに着き、一息。
冬枯れの木々の間を辿る。
白ザレの山稜を上り下り。
山並みの向こうに白い富士山を望む。
冬とはいえ登る尾根に雪はない。
稜線にでると、
さすがに雪がでてくる。
今年は雪が少ないとはいえ、
木立に囲まれた大室山山頂は雪に覆われていた。
犬越路に下る。
下る途中、木の間越しに桧洞丸や蛭ケ岳がみえた。
冬の穏やかな大室山を歩いた。
平成27年2月28日 冬
山麓に春の兆し [丹沢を歩いて]
立春をすぎたとはいえ、木立の影にはいるとまだ肌寒い。
見上げる山は上の方がわずかに白い。
山麓の道を歩き、寄へでた。
山の斜面一面にロウバイが咲いていた。
花の間を歩いた。
里山は春の兆し
庭にも春の兆し
咲き出した花もあるが、まだ風は冷たい。
平成27年まだ冬
冬の丹沢山麓 [丹沢を歩いて]
冬の丹沢山麓
冬晴れの日 表尾根を見ながら水無川沿いを歩いた
山麓の公園を歩いていたら 山ぎわにかたむいた冬の陽が吊り橋の向こうに見えた
青空の日、山麓の戸川公園で陽ざしを受けクライミング
冬とはいえ陽ざしの穏やかな日、山の仲間達と松田山に登っていくと
山に囲まれた寄の家並みがみえた。
H27年冬
ずっと昔
新宿から小田急に乗り渋沢で降り、夜道を歩き中山峠を越え、山に囲まれた寄の村を通った。
かたわらに水車の回る夜暗い道を歩き、沢沿いの山道を辿り雨山峠を越えて玄倉に入り、
ザンザ洞や同角沢などを目指したことがあった。
初冬 塔ノ岳 [丹沢を歩いて]
薄曇りの日 塔ノ岳へ。
山の木々は葉を落とし冬に向かう。
登る途中雲が動き、富士山が見えた。
塔ノ岳山頂の風は冷たく、人影もすくない。
雲が山にかかり、富士山はもう見えなかった。
H26年 初冬
初冬 水無川マラソン [丹沢を歩いて]
水無川マラソンに参加した。
谷川真理さんも5kmを走った。可憐。
丹沢の山並みの見える水無川に沿って走った。
この日は山がよく見えた。
H26年初冬
歳をとったが、仕事をしていた頃より体力がついてきたような気がしていた。
初めて水無川マラソンに参加してわかった、5kmで70歳以上の部とはいえ、元気で早く走る人は大勢いる。来年はもうすこし上位を目指そうと思う。
晩秋 水無川本谷 [丹沢を歩いて]
晩秋、
山の仲間と水無川本谷へ出かけた。
色づいた山肌、青い空。
天神尾根の取りつきあたりで源次郎沢を渡り、
水無川本谷に沿ってしばらく川原を歩き、
F1に着く。
滝を眺めて一息。
F1は水流の左を登る。
右にセドの沢を分けて、
すぐ F2。
水流左を残置ロープをつかんで登る。
しばらく、川原を歩き。
小滝を越えると、
両岸が深く切り立ち、薄暗い谷の行くてを滝が遮る。
このF3は水流右も登れるが、確保が要る。
今回は左壁を登る。
残置ロープに沿って直上し、
途中から古い鎖を頼りにトラバースしF3の滝上へでる。
F4あたりは小滝がいくつか続く。
F5は右壁を鎖に沿って登る。
ここまでは滝毎に鎖がついてはいるが、手ごろな滝登りがたのしめる。
このあたりまでが滝登りの核心部。
F5の上の川原をカイサク新道が横切るが、カイサク新道は今通行禁止のようだ。
左に沖源次郎のF1、F2をみる。渇いた岩で楽しめるが今日は通りすぎる。
しばらく川原を歩き、木の又大日沢が分かれる二股、左の本流を行く。
滝上に大きな岩がかぶさったF6。
かぶった大岩の右側を残置ロープを掴んで越える。
F7は滝がよくわからない、川原に重なる岩を乗り越え進む。
前方に高い滝が現れる、
そそり立つ岩壁に流れ落ちる水流、 F8大滝。
右のガレたルンゼから急な木立の中をフィックスロープを頼りに高巻く。
大滝の上で沢に戻り、
川原を辿ると二股。
ここはなんども通っているのに、以前来たとき正面にみえる左の沢にはいってしまい、落ち葉が深く積もった急なルンゼをのぼったことがあった。
この二股を右へ辿るとF9。
崩壊した脆い岩を登り、左の木立にはいり滝上へでる。
F9を過ぎると、
水無川の源流。
急なガレをつめて、
木立にはいると、ほどなく表尾根の登山道にでる。
塔ノ岳には大勢の登山者。
小春日和
霞が漂い 山並みが浮かぶ。
花立付近から源次郎尾根に入り、
踏み跡を探しながら下る。
平成26年 晩秋
崖に咲くビランジ [丹沢を歩いて]
丹沢にもビランジが咲くよ、と聞いた。
夏の暑い日、ビランジをみに出かけた。
崖に咲いているのを見つけたが、近づけない。
足場が悪かったが、近づいてみた。
登山道近くにもさいていた。
平成26年 夏
晩秋 苦い勘七の沢 [丹沢を歩いて]
向かう山は秋の青空。
林道を歩き、
勘七の沢に着く。
そそり立つ岩壁を深く切り裂き流れ落ちる水流。
滝を見ながら装備を身に着ける。
F1は水流の左の壁を登る。
F2は水流右の壁を登る。
続くF3は水流の右をへつりながら登る。
水流の左の壁も登れる。
二段のF4は水流の右をへつり気味に登り、中段からルンゼ状を右上し滝上へでる。
堰堤をいくつか越え、川原で一休み。
前方に白い水流が落下し行くてを遮る。F5大滝。
左から取りつき、
右へトラバースし水流際を直上し、滝上へでる。
この辺りまでが滝登りの核心。
この先はゴルジュのなか小滝が続き、沢登りが楽しめる・・・
はずだったが。
ゴルジュ手前の二段の小滝の下で
アクシデントがあり、
ここで下山。
この時は、油断をおもいしらされた苦い勘七の沢だった。
H25年晩秋