晩秋 水無川本谷 [丹沢を歩いて]
晩秋、
山の仲間と水無川本谷へ出かけた。
色づいた山肌、青い空。
天神尾根の取りつきあたりで源次郎沢を渡り、
水無川本谷に沿ってしばらく川原を歩き、
F1に着く。
滝を眺めて一息。
F1は水流の左を登る。
右にセドの沢を分けて、
すぐ F2。
水流左を残置ロープをつかんで登る。
しばらく、川原を歩き。
小滝を越えると、
両岸が深く切り立ち、薄暗い谷の行くてを滝が遮る。
このF3は水流右も登れるが、確保が要る。
今回は左壁を登る。
残置ロープに沿って直上し、
途中から古い鎖を頼りにトラバースしF3の滝上へでる。
F4あたりは小滝がいくつか続く。
F5は右壁を鎖に沿って登る。
ここまでは滝毎に鎖がついてはいるが、手ごろな滝登りがたのしめる。
このあたりまでが滝登りの核心部。
F5の上の川原をカイサク新道が横切るが、カイサク新道は今通行禁止のようだ。
左に沖源次郎のF1、F2をみる。渇いた岩で楽しめるが今日は通りすぎる。
しばらく川原を歩き、木の又大日沢が分かれる二股、左の本流を行く。
滝上に大きな岩がかぶさったF6。
かぶった大岩の右側を残置ロープを掴んで越える。
F7は滝がよくわからない、川原に重なる岩を乗り越え進む。
前方に高い滝が現れる、
そそり立つ岩壁に流れ落ちる水流、 F8大滝。
右のガレたルンゼから急な木立の中をフィックスロープを頼りに高巻く。
大滝の上で沢に戻り、
川原を辿ると二股。
ここはなんども通っているのに、以前来たとき正面にみえる左の沢にはいってしまい、落ち葉が深く積もった急なルンゼをのぼったことがあった。
この二股を右へ辿るとF9。
崩壊した脆い岩を登り、左の木立にはいり滝上へでる。
F9を過ぎると、
水無川の源流。
急なガレをつめて、
木立にはいると、ほどなく表尾根の登山道にでる。
塔ノ岳には大勢の登山者。
小春日和
霞が漂い 山並みが浮かぶ。
花立付近から源次郎尾根に入り、
踏み跡を探しながら下る。
平成26年 晩秋
沢登のもう終わりですかね。 冷たい水、考えただけでも鳥肌が立ちます…。
by おど (2014-11-29 14:42)
おど さん
コメントありがとうございます。
この日は暖かい小春日和でした。
by FSC梓 (2014-12-01 10:30)