コイワザクラの頃 丹沢主稜 [fsc梓の山行]
シロヤシオにはすこし早い頃、
山の仲間達とつつじコースをのぼる。
桧洞丸はまだ芽生えのきざし。
桧洞丸山頂に着くとすでに昼食時。
まだ行く道は長い。
木立の間からこれから向かう山並みを見る。
コバイケイソウの若葉の間をくだる。
山深くなり、沢に削られた山稜を辿り、
芽生えだした木々に覆われた山腹を行く。
臼ケ岳へ着くと蛭ケ岳が前方に聳える。
蛭ケ岳の険しくきつい登り、
岩混じりの山肌に可憐な花。
花を見ながら、丹沢最高峰蛭ケ岳の山頂へ。
蛭ケ岳から、ひときわ高い山稜が続く。
周囲の山々を眺め、
足元の小さな花に
目をやりながらの上り下り。
丹沢山を過ぎるころ陽も傾き、
登る道端のシロヤシオはまだ蕾。
もう人のいない塔ノ岳へ。
大倉尾根を下る途中
日が暮れる。
丹沢の ひときわ高い稜線を歩き、可憐な花と出逢った
平成26年 春 コイワザクラの頃
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